天龍寺庭園「曹源池」にて

公開日:2005/06/15(水) 更新日:2008/07/24(木) 京都の文化
雨があがった午前10時、ウエスティン都ホテルに斉藤社長ご夫妻をお迎えに行きました。悩んだ結果、今日は日本画家加山又造氏によって描かれた嵐山天龍寺・法堂の天井にある「雲龍図」を見に行くことに決定。私も一度見てみたいと思っていたので斉藤林業様さまです。

でも、いざ天龍寺に到着してみたら、雲龍図は土・日・祝日しか見学できないとのこと。平日の人の少ない静かな空気の中で歴史的作品を見学できてこそ京都の良さが伝わると思うのに本当にがっかりです。気をとりなおして、特別史蹟名勝・世界文化遺産 夢窓国師作庭「曹源池」庭園 を見学することに。背景に嵐山と亀山(小倉山)の借景を巧みにとりいれた「回遊式庭園」で明治時代頃の度重なる火事で、当時の建造物はほとんど焼失した中で焼失を免れたお庭だとか。

もっと歴史をちゃんと勉強しておけばよかったなと思いつつ、でも目の前の約700年前の日本人が愛したお庭を私も心から素敵だと感じました。みんなでただひたすらボーっとした時間を過ごしました。写真上はこれまた焼失を免れたお釈迦様が奥にまつられています。どれだけ低くかがんでもお顔を拝むことができないようになっています。でも何とも言いようのない空気が伝わってきます。京都のお寺を1つ1つ丁寧に巡ってみたいなと思いました。できれば平日に・・・。

斉藤社長がお帰りになる時間が近づいたので天龍寺を後にし、八坂の塔を心から愛した日本画壇の大家・竹内栖鳳の別邸をレストランにした「THE GARDEN ORIENTAL KYOTO」でランチをいただきました。

2日間通してよくメモをされていた社長と写真をたくさん撮られていた奥様。「2週間後に群馬で会いましょう。」といううれしいお言葉を残して京都を後にされました。

京都ならではの引き出しをいっぱいお

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