今日の現場から

頼む価値

2016/01/09(土) 旅日記

それにしてもホテル・リッツ・パリの大改装、3年半もの間、全営業をストップしたまま行われていることに驚きますが、すべては「パラス」というフランスのホテル格付け最高位にあたる称号が新たに誕生したことによるものでした。

 

世界の大多数のホテルの最高ランクは5ツ星。フランスでは2010年、さらにその5ツ星ホテルの中から、設備・サービス・その他において、最高レベルの条件をクリアしたホテルだけに「パラスpalace」という称号を与えられることが決まりました。

 

ホテル・リッツ・パリはこの「パラス」の称号を獲得するために、その名誉をかけて大改装工事中、なのだそうです。

 

既にパラス称号を持つホテル「ル・ブリストル」のミシュラン一つ星レストラン「Le 114Faubourg」に行ってきました。

 


ミシュランガイドの定義

★   その分野で特に美味しい料理

★★ 極めて美味であり遠回りをしてでも訪れる価値がある料理

★★★それを味わうために旅行する価値がある卓越した料理

 

素敵な定義です。

 

お料理は絶対に美味しいだろうと思っていました。施設も素晴らしいとしか考えていませんでした。一番の興味は、素晴らしい施設でその分野で特に美味しい料理をサービスする「人」でした。

サービスを提供する「人」が、お料理をさらに美味しくもするし、台無しにもできてしまう。これはレストランに限らず、どんな仕事においても「頼む価値がある」とお客様に評価していただくために絶対外せない要素です。

 




Le 114Faubourg」。素晴らしいサービスでした。ずっと笑顔の約2時間でした。そういえば予約のメールのやり取りの時から素早いレスポンス、大変丁寧な文章に、さすがだな、と感動したことを思い出しました。

 

食事の後、ホテルを出て写真を撮っていると、ドアマンが「撮りましょうか?」と声をかけてくれました。Uberにちょっと手違いがあって待機していたら、「大丈夫ですか?タクシーが必要ですか?」などとドアマンたちが、絶妙のタイミングで次々に気にかけてくれたことが忘れられません。思いがけず、ル・ブリストルの上質なサービスも体験することができ、無事Uberに乗車してモンマルトルに向かうことができました。

 




どれだけ素晴らしい商品と具体的なマニュアルがあったとしても、それだけでは決して醸し出すことができないサービスを可能にするのは、やっぱり「人」なんですね。

 

「頼む価値」を生み続けることができるかどうか。


 

仕事って。やっぱり一生もんです!

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