上田一真 GoddessCreate

ChatGPTで施工写真をアップデート!人物を自然に入れるAI活用術(オリジナルプロンプト大公開)

公開日:2025/07/17(木) 更新日:2025/07/17(木) 全て業務改善・効率化

目次

  1. はじめに|なぜ「人を入れる」のか?

  2. 画像加工の新常識|AIを使うメリット

  3. ChatGPTは画像を加工するAIに

  4. 実践手順|ChatGPTで施工事例に人を入れる

  5. ChatGPTで画像加工|「人を入れる」以外にもできること

  6. 活用例|集客・ブランディングにどう効くか

  7. まとめ|これからの住宅マーケティング


1. はじめに|なぜ「人を入れる」のか?

 

突然ですが、この2枚の写真、どちらに"魅力"を感じますか?

画像

画像

 

多くの方は、おそらく2枚目の「人がいる写真」に魅力を感じられたのではないでしょうか。

その魅力の正体は、空間のサイズ感や暮らしのイメージが見る人に伝わる点にあります。もちろん、無人の美しい写真も魅力的ですが「この空間で暮らす自分」を想像させるには、生活感のある写真が効果的です。

その「生活感」は、人がいることではじめて出てくるもの。

しかし、実際のお客様を撮影するには手間やプライバシーの問題もあり、ハードルが高い…。そこで活用できるのがChatGPTです。


2. 画像加工の新常識|AIを使うメリット

近年、画像生成AI(ImageFXやDALL·Eなど)の精度が飛躍的に向上し、自然な人物合成が簡単にできるようになりました。さらに、ChatGPTを使えば、適切な指示(プロンプト)を簡単に作成できます。

AI活用のメリットは以下の通りです:

  • 実写風の人物を自然に合成できる

  • 撮影やモデル手配が不要でコスト削減

  • プライバシーの問題が起きにくい

  • 家族構成・ライフスタイル別に表現が可能

 


3. ChatGPTは画像を加工するAIに

ChatGPTは、画像生成AIに指示する「プロンプト(命令文)」を作るのに最適です。つまり、画像生成AIの補助ツールとしての立ち位置にあるのがChatGPT。

しかし、画像を作るのが得意なAI、画像で検索するのが得意なAI、といったようにそれぞれの分野に強みを持つAIツールがあるように、ChatGPTも特定の分野で強みを持っています。

それは、画像の加工です。

 

画像の加工が得意なChatGPT

実は、冒頭見ていただいた「人がいる画像」も、ChatGPTで加工したもの。人がいないリビングの画像をChatGPTに入れた後、人を入れるよう命令して作っています。

ゼロから画像を生成する作業はImageFXやその他のAIツールに軍配が上がりますが、すでにある画像を加工することにおいては、ChatGPTが強みを発揮します。

 


4. 実践手順|ChatGPTで施工事例に人を入れる

ここからは実際の手順を解説します。

Step1|施工事例画像を用意

まず、もともとの施工事例写真(室内写真など)を用意します。ソファやキッチンなど、人がいることで生活感がグッと増すような画像がおすすめです。

 

Step2|人物のイメージを決める

以下のような要素を決めておきます:

  • 年齢・性別(例:30代の母と5歳の娘)

  • 行動(例:ソファで本を読んでいる)

  • 服装や雰囲気(例:カジュアルな部屋着)

※口述しますが、特に思いつかなくてもOKです。

 

Step3|ChatGPTに施工事例をアップロード

Step1で用意した写真をChatGPTにアップロードしましょう。

「+」ボタンを押して「写真とファイルを追加」ボタンから行うか、直接ドラッグ&ドロップでもアップロード可能です。

 

Step4|ChatGPTにプロンプトを入力

ChatGPTに以下のように入力します:

「この画像に、幸せそうな日本人家族の要素を自然に入れてください。ソファに座らせてほしいです。元の画像のサイズは変えないでください。」

Step2で、具体的な年齢・性別・行動が思いつかなかったとしても、プロンプトに「自然に」と入れれば、ChatGPTが画像の内容を認識し、画像に最適な人を入れてくれます。

このStep1~4で実際に筆者が加工した画像が、冒頭でお見せした画像。

画像

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いかがでしょう?かなり自然に人が入れられていますよね。

 


5. ChatGPTで画像加工|「人を入れる」以外にもできること

「人を入れる」という加工以外にも、プロンプト次第で様々な加工をすることができますので、ご紹介します。

画像の中の人を加工する

元の画像

プロンプト

「この画像の中の人を、自然にこちらに振り返らせてください。」

加工後の画像

 

不要な部分を削除する

元の画像

プロンプト

「この画像の手前の植物だけ消してください。」

加工後の画像

 

画像を生成することに特化したAIツールでは、このような加工作業は難しいです。ChatGPTはその点加工においては精度が高いのでおすすめです。

 


6. 活用例|集客・ブランディングにどう効くか

施工事例+人物画像は、さまざまな場面で活躍します。

  • SNS投稿の反応がUP:「人が写っている写真」のほうがエンゲージメント率が高い傾向にあります。

  • WEBページの回遊性がUP:「暮らしのイメージ」ができることで、他ページにも興味を持ってもらいやすくなります。

  • 資料請求・来場促進:「自分の家でもこうなれるかも」と思わせることが、最初の行動につながります。

 


7. まとめ|これからの住宅マーケティング

AIの活用で、施工事例の表現力は大きく広がっています。
ChatGPTと画像生成AIを組み合わせれば、暮らしのリアリティを演出することが、誰でも・手軽にできる時代です。

撮影やモデルの手配が不要な分、コストも時間も削減可能。
SNSでも映える、WEBでも伝わる、強い施工事例ビジュアルが生まれます。

今後は「空間」だけでなく「人のいる暮らし」を見せることが、住宅マーケティングの鍵になります。
まずは1枚、人物入りの施工写真をAIで試してみてはいかがでしょうか?

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