舘川貴之 GoddessCreate

ビジュアル情報とリテラル情報

公開日:2024/04/27(土) 更新日:2024/04/27(土) 全て

ビジュアル情報とリテラル情報

ビジュアルコミュニケーションの誤解

ビジュアルコミュニケーション≠ビジュアルのみ

ビジュアルコミュニケーション=写真や動画のビジュアルのみで表現するのが良い、ということではありません。

ビジュアルのみでは伝わりきらない要素を、文字情報(リテラル情報)によって伝えることが可能になります。


WEBマーケティングを実践される工務店社長の声

HPで発信した言葉がお客様に届いている

住宅業界の市場は苦境にはありますがおかげさまでホームページからは
本気度の高いお客様からの問い合わせをしっかりと獲得できています。

お問い合わせしてくださる今のお客様は、ホームページにある情報をみなさん隅々まで読み込んで下さっています。

SNS時代に突入し、顧客の日常がSNSに奪われ、ホームページはその役割を終えたのかと思ったこともかつてはありました。
それでも、できることを継続する以外に道は無いと、コツコツHPで情報発信を継続してきました。

その結果、お客様が当社に共感して下さり、苦境の状況下においても問合せ獲得できているのだと思っています。

最近よく言われる「今のお客様は写真や動画でしか見ていない」というのは大きな誤解で、
自分たちで言葉にしてきた思いや強みがしっかりと届いている実感があります。 

文字情報にこそ、差別化のチャンスがあります。

文字情報(リテラル情報)の持つ良い特性

写真や動画のビジュアル情報と比較して、文字情報が公平性において持つ利点については、以下のような点が挙げられます

主観性の低減

写真や動画は撮影者の視点や意図に大きく依存します。

文字情報は事実をより客観的に伝えることができ情報の解釈で個人のバイアスが排除されやすい傾向にあります

明確性と正確性

文字情報は具体的なデータや詳細を提供することが可能ですこれにより、誤解を招くビジュアルの提示を避け、情報を明確かつ正確に伝えることができます。

情報のアクセシビリティ

文字情報は、読み手が自分のペースで情報を受け取ることができ、必要に応じて繰り返し読むことが可能です。これにより、情報の理解を深めやすくなります。

包括性

文字情報は、異なる文化や言語の背景を持つ人々に対しても、翻訳やローカライズを通じてアクセスしやすくすることが可能です。これに対し、ビジュアル情報は文化的な背景による解釈の違いが発生しやすいです。

多様な意見や視点の表現

文字による情報では、多様な意見や視点を公平に取り入れることが容易ですこれにより、一方的な視点ではなくよりバランスの取れた情報提供が可能になります

データのプライバシーとセキュリティ

写真や動画はプライバシーの侵害につながる可能性がありますが文字情報は個人を特定しにくいためセキュリティの観点からも有利です


まとめ

ビジュアルコミュニケーション時代ですが、文字情報が不要になったということではありません。全社的に写真や動画で情報発信ができてくると、むしろそれだけでは差別化が難しくもなります。文字情報にこそ、差別化のチャンスが生まれており、自分たちで言葉を発信し続けておられる会社様でお客様に届いている実感を得ておられるので、ぜひ発信を頑張りましょう。

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