パンク寸前でも結果は出せる。WEBで成果を出す多忙な会社に共通する「5つの意外なポイント」

更新日:2025/12/05

ホームページの更新、インスタグラム、Googleビジネスプロフィール、LINE公式アカウント、YouTube…。WEBマーケティングは、やることが本当に多いですよね。

「SNSも更新しなきゃ」「ブログも書かないと」――そう思いながら、日々の業務に追われて気づけば時間切れ。社長も担当者も「もう限界…!」という状態になっている会社も少なくありません。

でも、成果を出している会社ほど、「たくさんのことをやっている」わけではないんです。むしろ、やることを絞って、ムリなく続けているのが共通点。

この記事では、忙しくても結果を出している会社に共通する「5つの考え方」を、実例と一緒に紹介します。

1. まず「やらないこと」を決める

忙しいチームにとって時間や人手は限られています。成果を出す工務店はこの現実を受け止め「何でもやろう」とするのをやめています。

まず決めるのは「やらないこと」。この「引き算」の考え方が、成果を生む第一歩です。

たとえば、 

  • ホームページ集客を増やすのが最優先なら「SEOに集中してSNS運用は一旦やめる」
  • インスタグラムの反応を高めると決めたなら「リール動画を月10本つくることに集中する」

    といったように、明確に的を絞ります。

    「やらないこと」を決めることで集中でき、結果として「深く強い成果」を生み出せるのです。

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    2. 完璧主義をやめて「30分ルール」で続ける

    ホームページやSNSの発信では「完璧に仕上げる」よりも「続けること」の方がずっと大事です。

    成果を出している会社は続けるために、例えば「30分以内ルール」を設けています。

    • 1つの記事・投稿を作るのに、30分で仕上がったところをゴールにする
    • 忙しいから、WEBに向き合うのは10:00~10:30と決める

     

    <ルールを守るための工夫(ブログ・コラムの場合)>

    • 画像探しは後回し:文章さえ書ければOK。画像は公開後、次の30分で順次追加すれば大丈夫。
    • 予約投稿を活用:時間がある日にまとめて書き、予約で自動更新。

        大切なのは「止めないこと」。「完璧な記事」を目指すより「役立つ情報をコツコツ届ける」ほうが結果につながります。

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        3. 「これならできる」と思えるまでハードルを下げる

        「完璧にやらなきゃ」と思うと、手が止まってしまいます。成果を出している会社は、「これならできる」というレベルまで、徹底的にハードルを下げています。

         

        愛知県A工務店「お客様の声」の成功までの流れ

        今まで思っていたこと

        • 他社との差別化を意識した内容でないと、発信する意味が無い
        • だから、OBさんから良い言葉を引き出せないと、ホームページに出しても、意味が無い
        • やるなら動画。でも、動画は編集やBGM・効果音などクオリティが良くないと、意味が無い

        …結果、お客様の声の更新がずっと止まっていた。

        そこで…このままではまずいと、上司に相談

        • 「OBさんを訪問しているだけで価値があるんだよ」と、目から鱗の意見をもらえた
        • 些細な出来事でも「コミュニケーションを大事にしていることが十分に伝わる」と気付いた
        • 気持ちが軽くなり、ハードルを下げて、動画を作成してみよう!と思えた

        動画を作成

        • 動画作成のノウハウはゼロ。
        • Canvaのテンプレートをそのまま使って「お客様との何気ないやり取り」を短いリール動画にした

        結果

        • 「OBさんに回られる会社なんだな、とインスタで見てたんです」とお客様からお声がけがあった
        • 口頭での説明だけでなく「本当に回っているんだ」とリアルに認知してもらえた
        • 現場の営業に効果があると営業担当が実感されている

         

        ハードルを下げることで担当者の呪縛が解き放たれ、会社全体の活気も生まれました。

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        4. 計画よりも「まずやってみる」

        「ちゃんと計画を立ててから始めよう」と考えているうちに、時間だけが過ぎてしまう…。そんな経験、ありませんか?成果を出す会社は、完璧な計画よりも「まず動く」ことを大事にしています。

        静岡県の工務店様(社員数7名)では、Googleビジネスプロフィール(GBP)の重要性を認識しつつも、概要や商品、サービスの設定、クチコミの案内準備など、GBPにはやることが多く、忙しさを理由に後回しにされていました。

        しかしある日、「とりあえず、写真と説明文『だけ』入れてみよう」と、社長が投稿。そこから流れが変わります。

        取り組んでみると、えらいもので「これもやらないといけないな」と色んなことが分かってくるんですね。それまでは気にもならなかったのに。やったら急に、次にやるべきことが見えたんです(驚)。 <社長談>

        最終的に、思っていた以上に「クチコミは無視してはいけない」と腹落ちし、チームで取り組む体制に発展。

        結果、クチコミ数は2週間で2件→6件に増加。それに伴い「〇〇市 工務店」での検索順位が4位にアップしました。

        「まず一歩踏み出す」ことで、次の行動が自然と見えてくる。この「アクション優先」の姿勢こそ、忙しい中でも成果を出せる会社の共通点です。

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        5. 難しく考えず、まずマニュアル通りにやる

        最後のポイントはシンプルです。成果を出す会社は、「考えすぎないで、まずマニュアル通りにやる」。

        たとえば、

        • ブログ投稿なら「月曜:テーマを決める/火曜:30分で書く/木曜:画像を追加して公開」
        • クチコミ集めなら「既にあるチラシやニュースレターを、そのまま活用」

        といった具合に、すでに成果が出ている方法をそのまま試してみます。

        「自分なりに工夫しよう」と考える前に、まず「型」をやってみる。これが、チームの迷いを減らし、動きをスムーズにしてくれるコツです。

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        まとめ

        忙しい会社がWEBで成果を出すための秘訣は、「沢山やる」ことではありません。

        むしろ、

        1. やらないことを決める
        2. 完璧より継続を優先する
        3. ハードルを下げる
        4. 計画より行動を優先する
        5. マニュアル通りにやってみる

        この5つです。

        「すべてをやる」から「本当に大事なことだけやる」へ。その意識の転換が、成果を生み出す最初の一歩になります。

        この記事を読んだ今、少しだけ考えてみてください。明日、あなたのチームが「やめる」ことは何ですか?そして、その分の時間で取り組む「たったひとつの行動」は何にしますか?

        この記事を書いた人

        株式会社ゴデスクリエイト/上田かおり
        工務店・リフォーム会社向けに、WEBマーケティングとAI活用の支援を行っています。その歴21年。
        現場での成功事例や実践的なノウハウを、わかりやすくお届けします。

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