ホームページの更新、インスタグラム、Googleビジネスプロフィール、LINE公式アカウント、YouTube…。WEBマーケティングは、やることが本当に多いですよね。
「SNSも更新しなきゃ」「ブログも書かないと」――そう思いながら、日々の業務に追われて気づけば時間切れ。社長も担当者も「もう限界…!」という状態になっている会社も少なくありません。
でも、成果を出している会社ほど、「たくさんのことをやっている」わけではないんです。むしろ、やることを絞って、ムリなく続けているのが共通点。
この記事では、忙しくても結果を出している会社に共通する「5つの考え方」を、実例と一緒に紹介します。
1. まず「やらないこと」を決める
忙しいチームにとって時間や人手は限られています。成果を出す工務店はこの現実を受け止め「何でもやろう」とするのをやめています。
まず決めるのは「やらないこと」。この「引き算」の考え方が、成果を生む第一歩です。
たとえば、
|
といったように、明確に的を絞ります。
「やらないこと」を決めることで集中でき、結果として「深く強い成果」を生み出せるのです。
2. 完璧主義をやめて「30分ルール」で続ける
ホームページやSNSの発信では「完璧に仕上げる」よりも「続けること」の方がずっと大事です。
成果を出している会社は続けるために、例えば「30分以内ルール」を設けています。
|
<ルールを守るための工夫(ブログ・コラムの場合)>
- 画像探しは後回し:文章さえ書ければOK。画像は公開後、次の30分で順次追加すれば大丈夫。
- 予約投稿を活用:時間がある日にまとめて書き、予約で自動更新。
大切なのは「止めないこと」。「完璧な記事」を目指すより「役立つ情報をコツコツ届ける」ほうが結果につながります。
3. 「これならできる」と思えるまでハードルを下げる
「完璧にやらなきゃ」と思うと、手が止まってしまいます。成果を出している会社は、「これならできる」というレベルまで、徹底的にハードルを下げています。
ある会社の「お客様の声」投稿の例です。
- 以前の悩み:「特別な話じゃないと投稿できない」と思い、更新が止まっていた。
- 改善のきっかけ:「訪問しているだけで価値がある」と上司が伝えたことで、気持ちが軽くなった。
- 実行方法:Canvaのテンプレートを使って、何気ないやり取りを短いリール動画に。
その結果、ある投稿は再生数が3,800回を超えました。
“完璧さ”を求めていた時には生まれなかった反応です。ハードルを下げることで、スタッフが安心して動けるようになり、チーム全体の活気も生まれました。
4. 計画よりも「まずやってみる」
「ちゃんと計画を立ててから始めよう」と考えているうちに、時間だけが過ぎてしまう…。そんな経験、ありませんか?
成果を出す会社は、完璧な計画よりも「まず動く」ことを大事にしています。
静岡県の「建築工房わたなべ」さんの事例です。
社長はGoogleビジネスプロフィールの重要性を理解していましたが、忙しくて後回しになっていました。ある日、「とりあえず写真と説明文だけでも入れてみよう」と行動。そこから流れが変わります。
実際にやってみたことで、クチコミの大切さに気づき、チームで取り組む体制に発展。結果、クチコミ数は2件→6件に増え、「富士市 工務店」での検索順位が4位にアップしました。
「まず一歩踏み出す」ことで、次の行動が自然と見えてくる。この“アクション優先”の姿勢こそ、忙しい中でも成果を出せる会社の共通点です。
5. 難しく考えず、まずマニュアル通りにやる
最後のポイントはシンプルです。成果を出す会社は、「考えすぎないで、まずマニュアル通りにやる」。
たとえば、
ブログ投稿なら「月曜:テーマを決める/火曜:30分で書く/木曜:画像を追加して公開」
クチコミ集めなら「チラシやニュースレターをそのまま活用」
といった具合に、すでに成果が出ている方法をそのまま試してみます。
「自分なりに工夫しよう」と考える前に、まず“型”をやってみる。これが、チームの迷いを減らし、動きをスムーズにしてくれるコツです。
まとめ
忙しい会社がWEBで成果を出すための秘訣は、「たくさんやる」ことではありません。
むしろ、
- やらないことを決める
- 完璧より継続を優先する
- ハードルを下げる
- 計画より行動を優先する
- マニュアル通りにやってみる
この5つです。
「すべてをやる」から「本当に大事なことだけやる」へ。その意識の転換が、成果を生み出す最初の一歩になります。
この記事を読んだ今、少しだけ考えてみてください。明日、あなたのチームが「やめる」ことは何ですか?そして、その分の時間で取り組む「たったひとつの行動」は何にしますか?