パンク寸前でも結果は出せる。WEBで成果を出す多忙な会社に共通する「5つの意外なポイント」

更新日:2025/11/17

ホームページの更新、インスタグラム、Googleビジネスプロフィール、LINE公式アカウント、YouTube…。WEBマーケティングは、やることが本当に多いですよね。

「SNSも更新しなきゃ」「ブログも書かないと」――そう思いながら、日々の業務に追われて気づけば時間切れ。社長も担当者も「もう限界…!」という状態になっている会社も少なくありません。

でも、成果を出している会社ほど、「たくさんのことをやっている」わけではないんです。むしろ、やることを絞って、ムリなく続けているのが共通点。

この記事では、忙しくても結果を出している会社に共通する「5つの考え方」を、実例と一緒に紹介します。

1. まず「やらないこと」を決める

忙しいチームにとって時間や人手は限られています。成果を出す工務店はこの現実を受け止め「何でもやろう」とするのをやめています。

まず決めるのは「やらないこと」。この「引き算」の考え方が、成果を生む第一歩です。

たとえば、 

  • ホームページ集客を増やすのが最優先なら「SEOに集中してSNS運用は一旦やめる」
  • インスタグラムの反応を高めると決めたなら「リール動画を月10本つくることに集中する」

    といったように、明確に的を絞ります。

    「やらないこと」を決めることで集中でき、結果として「深く強い成果」を生み出せるのです。

    2. 完璧主義をやめて「30分ルール」で続ける

    ホームページやSNSの発信では「完璧に仕上げる」よりも「続けること」の方がずっと大事です。

    成果を出している会社は続けるために、例えば「30分以内ルール」を設けています。

    • 1つの記事・投稿を作るのに、30分で仕上がったところをゴールにする
    • 忙しいから、WEBに向き合うのは10:00~10:30と決める

     

    <ルールを守るための工夫(ブログ・コラムの場合)>

    • 画像探しは後回し:文章さえ書ければOK。画像は公開後、次の30分で順次追加すれば大丈夫。
    • 予約投稿を活用:時間がある日にまとめて書き、予約で自動更新。

        大切なのは「止めないこと」。「完璧な記事」を目指すより「役立つ情報をコツコツ届ける」ほうが結果につながります。

        3. 「これならできる」と思えるまでハードルを下げる

        「完璧にやらなきゃ」と思うと、手が止まってしまいます。成果を出している会社は、「これならできる」というレベルまで、徹底的にハードルを下げています。

        ある会社の「お客様の声」投稿の例です。

        • 以前の悩み:「特別な話じゃないと投稿できない」と思い、更新が止まっていた。
        • 改善のきっかけ:「訪問しているだけで価値がある」と上司が伝えたことで、気持ちが軽くなった。
        • 実行方法:Canvaのテンプレートを使って、何気ないやり取りを短いリール動画に。

        その結果、ある投稿は再生数が3,800回を超えました。

        “完璧さ”を求めていた時には生まれなかった反応です。ハードルを下げることで、スタッフが安心して動けるようになり、チーム全体の活気も生まれました。

        4. 計画よりも「まずやってみる」

        「ちゃんと計画を立ててから始めよう」と考えているうちに、時間だけが過ぎてしまう…。そんな経験、ありませんか?

        成果を出す会社は、完璧な計画よりも「まず動く」ことを大事にしています。

        静岡県の「建築工房わたなべ」さんの事例です。

        社長はGoogleビジネスプロフィールの重要性を理解していましたが、忙しくて後回しになっていました。ある日、「とりあえず写真と説明文だけでも入れてみよう」と行動。そこから流れが変わります。

        実際にやってみたことで、クチコミの大切さに気づき、チームで取り組む体制に発展。結果、クチコミ数は2件→6件に増え、「富士市 工務店」での検索順位が4位にアップしました。

        「まず一歩踏み出す」ことで、次の行動が自然と見えてくる。この“アクション優先”の姿勢こそ、忙しい中でも成果を出せる会社の共通点です。

        5. 難しく考えず、まずマニュアル通りにやる

        最後のポイントはシンプルです。成果を出す会社は、「考えすぎないで、まずマニュアル通りにやる」。

        たとえば、

        ブログ投稿なら「月曜:テーマを決める/火曜:30分で書く/木曜:画像を追加して公開」

        クチコミ集めなら「チラシやニュースレターをそのまま活用」

        といった具合に、すでに成果が出ている方法をそのまま試してみます。

        「自分なりに工夫しよう」と考える前に、まず“型”をやってみる。これが、チームの迷いを減らし、動きをスムーズにしてくれるコツです。

        まとめ

        忙しい会社がWEBで成果を出すための秘訣は、「たくさんやる」ことではありません。

        むしろ、

        • やらないことを決める
        • 完璧より継続を優先する
        • ハードルを下げる
        • 計画より行動を優先する
        • マニュアル通りにやってみる

        この5つです。

        「すべてをやる」から「本当に大事なことだけやる」へ。その意識の転換が、成果を生み出す最初の一歩になります。

        この記事を読んだ今、少しだけ考えてみてください。明日、あなたのチームが「やめる」ことは何ですか?そして、その分の時間で取り組む「たったひとつの行動」は何にしますか?

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