必要な情報をいかにして集めるか

公開日:2011/03/12(土) 更新日:2011/03/15(火) ふとしたこと

新潟から出ることができなくなった私には、とにかく情報が必要でした。

被災地はどうなっているのか。
新潟はどうなっているのか。
新潟にも被害がやってくるのか。
上越新幹線は動くのか。
京都はどうなのか。
会社のみんなはどうなのか。
家族はどうなのか。

そして、私の情報を伝えることが必要でした。

家族に。
会社の人に。
心配で連絡をくれた友達に。

 

電話はつながらない。

あるのはスマートフォンのメールとポケットWifiで接続したiPadとチェッインしてからは、ホテルのテレビ。

 

情報を入手するのに一番使ったのは、スマートフォンでアクセスしたツイッター。

情報を発信するのに一番使ったのは、スマートフォンでアクセスしたツイッターとスマートフォンのメール。

 

入手する情報は、かなり混乱。

不確かな情報がたくさん溢れていて、これを信じて行動するべきかどうか。。。情報を取捨選択する能力がとても必要。

 

必要なのは、「本当の確かな情報」

昨日はかなりの混乱状態でこれを入手するのが本当に難しく、気持ちも余計に焦りだす。

でも、時間がたつにつれ、情報がどんどんと整理され、特にツイッターでは、必要な情報がしっかりと流れだしたのです。

もちろん明らかに「ガセ」とわかるものをリツイートしている人もいたのですが、それに対して「それはガセですよ」と説明している人もいる。

そのうち、日本語だけでなく外国語に対応した情報や、炊き出しマップなどの情報が流れだし、「手話での放送が欲しい!」という要望を呟いた人がいたかと思えば、しばらくすればNHKでやっていますよ、の情報が流れ出す。

ちなみに、ツイッターで「手話放送をやっている放送局がないんです、どこかでやってもらえるようツイッターで拡散してください。」そんな風なつぶやきをみたんです。そしてしばらくしてNHKで手話をしている情報が流れました。ツイッター発信で始まったのか、そもそもやっていたのかは知らないのですが、ツイッターからの発信で始まったかのように、私には見えました。不確かですが。

 

「位置情報をONにしてつぶやけば、その人がどこでつぶやいているかがわかる。だから、孤立している人は、それでつぶやいてください!!」

このようなつぶやきを見たときには、スマートフォンとツイッターの素晴らしさに感動さえ覚えました。

 

被災地ではスマートフォンの電波はつながらないので、ツイッターで情報が流れても本当に必要な人には届かなない、そんな情報も目にしましたが、それでも、それがクリアになれば、素晴らしいネットワークです。

 

どちらにせよ、新潟で隔離された私にとっての情報源。スマートフォンでのツイッター。

心底、役に立つのです。

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