更新日:2026/01/05

AIツールの進化は目覚ましく、工務店・リフォーム会社の集客やブランディングにおいても、強力な武器になりつつあります。

SNS用の画像、告知バナー、施工事例のビジュアルづくりなど、これまで時間や外注コストがかかっていた作業も、AIを使えば驚くほど効率化できる時代になりました。

一方で、

「AIが良いとは聞くけれど、どのAIを使えばいいのかわからない」
「ツールが多すぎて、調べているうちに止まってしまった」

という声が多いのも事実です。

この記事では、2025年12月に開催したWEBマーケティング塾のセミナー内容をもとに、

  • デザインが得意でない方でも
  • 忙しい現場でもすぐ実践できる

「クリエイティブ制作を一気に楽にするAI活用術」を5つ厳選してご紹介します。

①【意外な事実】画像の完成度はChatGPTよりGeminiが強い

まず知っていただきたいのが、2026年1月現在における、画像生成の得意・不得意です。

例えばChatGPT と Gemini。

この2つは「文章作成から画像生成まで幅広く使える、代表的なAI」として、多くの人が使ったことがある、もしくは聞いたことがある、というツールでしょう。

ChatGPTとGeminiに、次の指示を入力してみましょう。

指示:「北欧スタイルのリビングを生成してください」

 

ChatGPT

画像

Gemini

画像

 

ChatGPTで生成した画像は、全体的に整った画像となりましたが、一方で、Geminiで作成した画像は「家具の質感、光の入り方、インテリアのリアルさが一段上」という印象を持たれる方が多いのではないでしょうか。

施工事例のイメージ画像や世界観づくりには、Geminiの方が「そのまま使える確率」が高いのが現状です。

②【感覚でOK】あえて「曖昧」に投げる。AIのセンスを引き出す指示出し

「AIには具体的に指示しないとダメ」そう思っていませんか?でも、実際の現場では、自分の頭だけで考えた具体的な指示ほど、ありきたりな表現に寄ってしまうこともよくあります。

例えば「明るいリビング」「家族が仲良く過ごしている」「ナチュラルでおしゃれな雰囲気」といった言葉は、一見具体的に見えて、いつも同じイメージに着地しやすい指示でもあります。

Geminiを使った実例を見てみましょう。

使用する元の写真

 

具体的な指示
「奥のキッチンに料理をしている日本人女性を入れて」

画像

曖昧な指示
「この画像にマッチするように人物を入れて」

画像

具体的な指示では、指示通り正確に生成されました。

こちらはある種想定の範囲内。「こういう画像が欲しい」と明確なイメージを持っている場合は、こちらが好ましいでしょう。

しかし「素敵にしてほしい」「暮らしを感じる画像にしたい」といったぼんやりした写真が欲しいケースも多いですよね。

そんな時に効果を発揮するのが、「この画像にマッチするように人を入れてください」といった、あえて余白を残した指示です。このような指示を出すと、AIは写真全体の雰囲気、光の入り方や色味、空間の広さや温度感といった言語化しにくい要素まで読み取り、「自分では思いつかない選択肢」を提示してくれます。

つまり、

  • 人が具体的に指示しすぎると、発想は人の範囲に留まる
  • あえて曖昧にすることで、AIが想像もつかない案を出してくれる

という関係。

「マッチするように」という指示は、AIにクリエイティブな解釈をお願いする魔法の言葉です。全体の雰囲気重視でアイデアが欲しいときは、AIのセンスに委ねてみるのも有効な戦略です。

③【時短のコツ】プロンプトは「自分で考えない」

「AI画像って、指示文(プロンプト)が難しそう…」これが、画像生成AIの導入で最も多い挫折ポイントです。

特に多くの方がつまずくのが、

  • 「英語でプロンプトを書いた方がいいと聞いたけど、なぜ?」
  • 「日本語じゃダメなの?」

という疑問です。

なぜ“英語プロンプト”が必要になるのか

ImageFXやCanvaのAI背景生成など、多くの画像生成AIは、英語のデータを中心に学習しています。

そのため、

  • 素材の質感
  • 光の表現
  • カメラアングルや構図
  • デザイン・インテリアの専門表現

といった部分は、英語で指示した方が細かく伝わりやすい傾向があります。

日本語でも大枠の指示は通りますが「思っていた雰囲気と違う」「なぜかチープに見える」と感じる場合、その原因は言語の違いにあることが少なくありません。

日本語プロンプトではダメなのか?

結論から言うと、日本語でも画像は作れます。

ただし、

  • 雰囲気が大雑把になる
  • 細部のクオリティが安定しない
  • 同じ指示でも結果にバラつきが出やすい

という違いがあります。

特に住宅・リフォームの画像では、「高級感」「自然光」「生活感」「上質さ」など、言葉にしづらいニュアンスが重要になるため、英語プロンプトの方が再現性が高くなりやすいのです。

それでも「自分で英語を書く必要はない」

ここで大事なのは、英語が必要=自分で英語を書く必要があるではない、ということです。

やるべきことはとてもシンプル。

日本語で「やりたいこと」を伝える
英語プロンプトへの変換はAIに任せる

例えば、ChatGPTやGeminiにこう依頼します。

ImageFXで
「ナチュラルテイストの住宅に合う、広々としたアイランドキッチン」
の画像を作りたいです。
ImageFX用の英語プロンプトを考えてください。

すると、

メインとなる英語プロンプト

余計な要素を避けるネガティブプロンプト

までまとめて提案してくれます。

この方法なら、

英語が苦手でもOK

プロンプトを考える時間が激減

画像の完成度が安定する

という、いいことづくめの状態が作れます。

AI画像生成を「難しそうな作業」から
**「日本語でお願いするだけの作業」**に変える。
これが、プロンプトを自分で考えない最大のメリットです。

④【迷わない】Canva AIとGeminiの正しい使い分け

結論から言うと、優劣ではなく役割分担です。

使い分けの基準

Gemini

画像そのものが主役

ヒーローイメージ・世界観表現

Canva AI

チラシ・SNS・広告バナー

テンプレート前提のデザイン

Canva AIの強みは、

色味をテンプレに合わせる

文字を避けて背景を生成する

**「考えなくても整う」**のが最大のメリットです。

⑤【プロの裏技】Canvaのデザイン案だけを“拝借”する方法

Canva AIに
「雑誌風にデザインして」と頼むと、
レイアウトは良いけど写真が加工されすぎることがあります。

そこで使えるのが
「テキスト切り抜き」機能。

流れ

Canva AIでデザイン案を作る

「テキスト切り抜き」で文字だけ抽出

文字レイアウトをコピー

元の施工写真に貼り付け

デザインセンスだけAIに借りる
写真の主導権は人間側に

※フォントは日本語対応のものに差し替えればOKです。

まとめ|AIは「1つに絞らない」ほうがうまくいく

AI活用で成果を出している会社ほど、

1つのツールで完結させない

得意分野ごとに使い分ける

人が判断、AIが補助

という現実的な使い方をしています。

「デザインが苦手だからAI」ではなく、
「時間を奪われないためにAI」。

今回ご紹介した中で、
まず試してみたいものはどれでしょうか?

小さく試すだけでも、
日々のWEB更新・SNS・告知制作は
確実にラクになります。

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