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コーダー・テクニカルリーダー 九坪 龍一

自分に合っているから、続けてきました

▲「ソース"はサイトの設計図です。難しいデザインほどやりがいがあります。」

 コーダーという仕事がどんな仕事か、ということは一般的にはあまり知られていません。ふだん私たちが見ているインターネットの画面。これは、書いた文字や写真がそのまま載っているのではなく、ソースと呼ばれる記号のようなものに一旦変換されています。そうすることによって初めて、文字や写真がネット上で見られるようになるのです。つまり、コーダーの仕事とは、デザイナーから上がってきたデザインを記号に変換すること。この作業を「ソースを書く」と言います。

  知らない人から見ると、一貫性のない記号や数字の羅列に見えるだけのソースですが、なかなかどうして奥が深い。できるだけシンプルに美しく書くのが鉄則です。そうすることによって、表示が速くなったり、検索エンジンにひっかかりやすくなるからです。ところが、何がシンプルで美しいかで、また意見が分かれます。しかもいくら美しい仕上がりでも、書くのに時間がかかりすぎると、生産性が低すぎてダメということになります。

  ここまで読んでくださった方は、いい加減ウンザリされたかもしれませんね(笑)ま、確かに辛気臭い仕事ですが、私にとっては「ラッキーだった」と思えるくらい、自分に合った仕事だと思っています。

デザイナーとコーダーのエキゾティックな関係

▲「流れの早いウェブの世界、”実現できる”ことの幅を広げるため、勉強も欠かせません。」

 ゴデスクリエイトのように、デザイナーとコーダー、両者がきちんと揃っている会社はまだまだ少ないのではないでしょうか。普通は一人の人が兼ねているケースがほとんどだと思います。

  一人で兼ねる弊害は、コーディングの難しそうなデザインをしなくなってしまうということです。自分で自分の首を絞めることになりますから(笑)。ところがうちはそうじゃないから、最初の頃は「えーっ。どうやってコーディングするの?!」というようなデザインが上がってくることもありましたよ。ところが面白いもので、文句を言いながらも、あれこれ触っているうちに、不可能と思っていたことが可能になったりするんですね。“知らない”ことの怖さと言うか、すごさと言うか(笑)

  デザイナーとコーダーは、刺激を与えあうことで切磋琢磨しあう関係。最近はあまり驚かされることも少なくなりましたが、それでも「こんなことできる?」と言われて、目からウロコということはよくあります。作品の質を考えれば、こういう環境で仕事ができるのは、非常に恵まれたことだと思います。

コーダーほどクリエイティブな仕事はない

 私は自分のことを“局地的凝り性”だと思っています(笑)どんな単純作業でも、いざやり始めると、1週間でも続けられる自信がありますね。冗談抜きで、コーダーはそういうところがないと長続きしないです。

  かなり細かい作業の連続なので、正直辞めていく人も多い。「ちっともクリエイティブじゃない」「こんなくだらんこと延々繰り返していたら、胃に穴が開くわ」なんて言葉も耳にします。

  でも、私はそうは思いません。それどころか、これこそ自分がやりたかったクリエイティブな仕事だと思っています。だって、デザイナーが上げてきたものを一旦ばらして組みなおすという、私たちの技術がなければ、ホームページは成立しないのですから。言い換えれば、いくらいいデザインをしても、それが絶対にコーディング不可能なデザインであれば、その作品は決して陽の目を見ることはない、ということなのです。

  だから、責任も重大。ウェブの世界は日々進化していますから、情報には敏感でないと。でもそんなに肩に力を入れる必要はなくて、私はウェブが好きであれば大丈夫だと思っています。好きという気持ち、そして自分たちがつくるホームページが、お客様の思いを十分に反映したいいホームページであってほしいという気持ち。最終的には技術よりも、そういうメンタルなものが、出来ばえを決定する。私にはそう思えてならないのです。

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