ホームページづくりのツボ

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【vol.05】 競合に勝つための「物語」

■ 2社に勝つ

 常にライバル他社と比較される御社のホームページ。工務店の場合だいたい3社ほどに絞られるのが一般的だとお聞きします。このライバルの2社に勝つためには、比較された時にお客様にきちんと選ばれなければなりません。

 何度も、じっくりと、たくさんのホームページを見てしぼった3社の工務店。建てている家の雰囲気、採用している工法や素材、価格帯も自分たちの予算に見合っている。だいたいのことは同じくらい気に入りました。

 では、お客様はこの3社から1社に決めるのに、一体何を重要視するのでしょう?

■ 必要なのは「感動

 消費者は、「決定」する際に、一体何を重要視するのでしょうか?それが、魅了され心を捉えて離さない「何か」です。グッとくる「何か」。もっと知りたいと思わせる「何か」。マイホーム建築に夢を感じさせる「何か」。この会社、この人たちなら大丈夫と思わせる「何か」。この「何か」が、工務店のホームページに絶対になくてはならない「感動」なのです。

 一世一代の住宅購入です。その工務店に心から魅了され、心を捉えられなければ、お金を出してもいいと思うわけがありません。感動こそが、魅了し、引き込み、もっと知りたいという欲求を生む。その感動を生むのは、そこにある「物語」、「ドラマ」です。

 素晴らしい商品があったとして、それを見るだけで私たちは心動かされるでしょうか?答えはノー。私たちが見ているのは商品ではなく、その商品を取り囲む人間の物語であり、その物語に心動かされることで、その商品を好きになっているのです。

 商品を作った人の想い、商品を作った人たちの歴史、商品を選んだ人がファンになった理由、商品を選んだ人の選んでよかった想い。それらは、商品の物語ではなく、その商品にまつわる人間を映し出す物語です。

 この「人間を映し出す物語」でいかに人の心を魅了するか。そして、ファンにするか。実は、これこそが「ブランドカ」なのです。

 自社のブランドを形作ることができるのは、自分たちが歩んできた道であり、自分たち自身です。それらをきちんと表現することが、本物の自分たちのブランドなのです。そしてお客様もそのブランドである物語に魅了され、とりこになり、引き込まれていくのです。

 皆さんはホームページで何を表現していますか?もしかして、商品を訴えようとしていませんか?
それは間違いです。ライバル他社と比較された場合に大切なのは、商品ではなく、その周りにある物語です。ここで魅了し、心を捉えることができなければ、比較されたとき、負けてしまうのです。

 あなたのホームページは、必ずライバル他社と比較されます。そこで勝たなければ受注はあり得ません。そのために必要なのが、感動を与える物語。この物語をきちんと考え具現化することが、ターゲットとなる人がネットの達人であり比較の達人である今、大変重要なことなのです。

 まずは、ファンになる前に心を魅了する、「物語」、自分たちのブランドを明確にしてください。その後、「共感できるリアルな連載」でファン化しましょう。

※新建ハウジングプラス1 2007年06月号より一部記事抜粋